社会貢献CSR

【災害支援活動】2018年西日本豪雨(岡山県真備町)

2018.08.01

災害支援

2018年6月から7月にかけて発生した「西日本豪雨」は、西日本を中心に河川の氾濫、浸水害、土砂災害等もたらし、特に岡山県倉敷市真備町では小田川の堤防決壊により大規模な浸水被害が発生しました。多くの家屋が全壊・浸水し、猛暑の中で断水が続くなど、避難生活は極めて困難な状況にありました。
北良株式会社は、大きな被害を受けた真備町の避難所へ代表を含む社員3名で向かい、パートナー企業であるWOTA株式会社と共に、水道のない場所での水利用を実現する、ポータブル水再生システムの設営とシャワー提供を実施いたしました。

現地での設置と支援内容

現地では、断水に加え、多くの車両が水没したことで移動手段を失い、遠方の入浴施設へ行くことが困難な方がいらっしゃいました。

  • 利用者の声:「車がなくてお風呂に行くこともできなかったので、本当に助かった。暑いのでとても気持ちがいい」といった声をいただき、入浴支援の必要性を改めて実感いたしました。
  • 現地の様子:厳しい暑さが続く中、シャワーを利用された方々が明るい表情で戻られていく姿が非常に印象的でした。

この災害で浮き彫りになった3つの課題

この災害から、医療的ケア児・者など要支援者の災害対策における深刻な課題が浮き彫りになりました。

  1. 避難所の環境:電源の確保や感染リスクへの不安から、医療的ケア児・者が避難を選択できない。
  2. 名簿の機能不全:要支援者名簿に登録していても、有事の際に具体的な支援に結びつかない。
  3. 情報の分断:救助機関(自衛隊・消防等)に、支援が必要な世帯の情報が共有されていない。

〈課題の背景〉在宅医療患者様が直面した事態

これらの課題を象徴する事例として、当時の真備町では、在宅で医療的ケアを必要とする方とそのご家族が極めて切迫した状況に置かれたことが報道されています。
真備町のあるご家族は、激しい雨の中、避難所の混乱や感染症への不安と、「電源を求めるような迷惑は掛けられない」という思いから避難をためらっているうちに、一帯が冠水。医療機器を自宅2階へ運び上げましたが、間もなく2階まで水が押し寄せ、孤立状態となりました。
災害時要支援者名簿に登録していたものの支援の連絡はなく、人工呼吸器のバッテリー残量が残り1時間ほどという極限の状態の中、偶然現れたボートによって救助され、一命を取り留めたという事例でした。

今後の取り組みについて

これらの課題は、決して他人事ではなく、岩手県をはじめ全国どの地域でも起こり得るものです。私たちは「災害に強い社会を創る」というテーマのもと、医療と防災の両面から、日頃からの備えと取り組みを積み重ねてまいります。

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