活動レポートReport

重症心身障がい児のeスポーツ大会「いわて電力EyeMoT グランプリ 全国大会2021」開催

2021.11.03

※こちらの活動は、2023年3月以前に北良(株)のグループ会社、岩手電力(株)が行った活動です。2023年4月以降は、弊社にて引き続き社会貢献活動を継続していきます。


2021年11月3日(水・祝)重症心身障がい児のeスポーツ大会「いわて電力EyeMoT グランプリ 全国大会2021」を開催しました。

大会名:いわて電力EyeMoTグランプリ全国大会2021
日 程:2021年11月3日(水・祝)13:30~15:30
主 催:岩手電力株式会社
共 催:島根大学総合理工学部 ヒューマンインタフェース研究室、北良株式会社
後 援:岩手県、株式会社ヘラルボニー、株式会社ユニコーン、など

昨年2月に開催したプレ大会に続き、2回目の開催となりました。

この大会は、重度心身障がい児(者)が意思伝達の可能性を更に伸ばし、社会とつながる機会を広げていくことを目的に開催。
全国の参加者をオンラインで繋ぎ、EyeMoTを用いたeスポーツ形式で実施、Youtubeで生配信を行いました。

EyeMoTとは、肢体不自由の重度心身障がい児・者が、目でPCを操作する視線入力装置を使い、ゲームを通じてトレーニングを行う視線入力訓練ソフトウェアです。

これまで、声や手足によるスイッチ操作で意思を伝えることが難しかった重症児・者が視線により画像の認識や文字の入力などで意思を伝えたり、表計算ソフトや動画作成などの操作が可能になるなど、社会参加に大きな可能性を広げる技術として注目されています。

今回は、視線入力により自分の陣地(キャンパス)を塗り合う「対戦ぬりえ」でトーナメント戦を行いました。
60秒の対戦を3回行い、先に2勝したほうが勝者となります。

 

司会・解説者にはEyeMoTの開発者である、島根大学の伊藤史人先生の他に、
障害者の視線入力に興味があり参加してくれた県立一関第一高校の紫原七海さんは、高校生目線のコメントで場を盛り上げてくれました。

ゲストコメンテーターとして、株式会社ヘラルボニーの松田文登さん、一般社団法人できわかクリエイターズの引地晶久さん、株式会社まんまる笑店の恩田聖敬さんにも参加頂きました。

 

当日の生配信では、視線を使っての真剣・ガチンコ勝負。熱闘が繰り広げられ、100名近くの方に視聴頂きました。
全国から参加した方一人一人への応援メッセージもありました。

試合の様子を見ているお母さんたちも、画面を指さして大はしゃぎ。熱気とたくさんの応援コメントのおかげで、とても盛り上がりました!

LIVE配信中に寄せられた応援コメントには、

「感動しました!皆さんお疲れさまです。ありがとうございます。」

「​素晴しい全国大会、ご家族、スタッフの方々お疲れ様でした。」

「みなさま応援をありがとうございました。がんばりました!」

と、参加者と視聴者が声を掛け合うメッセージもたくさんありました。

■大会の様子は現在もこちらからご覧いただけます。

見事勝利を勝ち取った方々には、大会の盾と岩手県内の美味しいものが賞品として贈られます。

電気の使用を通して支援して頂いた、いわて電力のお客様には改めて感謝申し上げます。

■今回ご協力頂いた方々の詳しい情報はこちら

島根大学総合理工学部 伊藤史人先生「ポランの広場|福祉情報工学と市民活動」
株式会社ヘラルボニー
一般社団法人できわかクリエイターズ
株式会社まんまる笑店

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