活動レポートReport

重症心身障がい者のeスポーツ大会「いわて電力杯 EyeMoT グランプリ 全国大会2022 」開催

2022.11.19

※こちらの活動は、2023年3月以前に北良(株)のグループ会社、岩手電力(株)が行った活動です。2023年4月以降は、弊社にて引き続き社会貢献活動を継続していきます。



2022年11月19日(土)重症心身障がい者のeスポーツ大会「いわて電力杯EyeMoT グランプリ 全国大会2022」を開催しました。

大会名:いわて電力杯EyeMoTグランプリ全国大会2022
~究極のインクルーシブ eスポーツ大会~
日 程:2022年11月19日(土)10:30~15:30
主 催:岩手電力株式会社
共 催:島根大学EyeMoTチーム(伊藤史人)、北良株式会社
後 援:岩手県、株式会社ヘラルボニー

昨年11月に開催した大会に続き、3回目の開催となりました。

この大会は、重度心身障がい者が意思伝達の可能性を更に伸ばし、社会とつながる機会を広げていくことを目的に開催。
今回はいわて電力杯初の試み、現地開催!
現地には4名の選手が登場しました。

現地と全国の参加者をオンラインで繋ぎ、EyeMoTを用いたeスポーツ形式で実施、Youtubeで生配信を行いました。

EyeMoTとは

EyeMoTとは、肢体不自由の重度心身障がい者が、目でPCを操作する視線入力装置を使い、ゲームを通じてトレーニングを行う視線入力訓練ソフトウェアです。

これまで、声や手足によるスイッチ操作で意思を伝えることが難しかった重症者が視線により画像の認識や文字の入力などで意思を伝えたり、表計算ソフトや動画作成などの操作が可能になるなど、社会参加に大きな可能性を広げる技術として注目されています。

EyeMoT導入事例発表

午前の部では、ご家族の方々やご本人によるEyeMoT導入事例発表が行われました。


山下茜さん(山下凛さんのお母様)
EyeMoTを活用して改善した『娘の生活環境』

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山本皇世さん(山本楓真さんのお母様)
地域小学校でのEyeMoTの活用の様子

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古川ゆりなさん(発話困難時にお母様がサポート)
アイモットでもっと楽しい!

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永見邦子さん(永見聡さんの奥様)
成功体験が希望を生む
~一瞬にしてコミュニケーション能力を失った
中途重度障がい者が希望の光を見出すまで ~

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それぞれの立場でどのように視線入力と関わってきたのか、それによって生活がどう変わったか
より身近に感じられる素晴らしい発表でした。
各リンクから視聴できますので、ぜひご覧になってください。

競技スタート


午後の部ではいよいよ競技スタート
今大会ではEyeMoTグランプリお馴染みの視線入力で自分の陣地(キャンパス)を塗り合う「対戦ぬりえ」に加え、
視線入力だけでなく、心拍をボタンの信号に変換して対戦ゲームができる
「徒競走」「玉入れ」の2つの競技が新登場!
心拍入力を採用した大会は日本初です。
これにより、どのような障害、病気があっても、同じゲームを楽しめるようになりました。

対戦ぬりえ

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徒競走

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玉入れ

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当日の生配信では、視線を使っての真剣・ガチンコ勝負。熱闘が繰り広げられ、たくさんの方に視聴頂きました。
全国大会ということで、なまりや方言交じりの地域性を感じる応援が飛び交い大盛り上がり!
たくさんの応援コメントのおかげで、現地会場は熱気に包まれました。

現地で参加された方からは
「現地で大会の熱気を体感できてよかったです!」
「会場でソフトのダウンロードなど、サポートしてもらえて安心でした!」

といったお声をいただきました。
今回ご参加いただいた選手の皆様には大会の盾と岩手県内の美味しいものが賞品として贈られます。


こちらからご覧ください⇧

電気の使用を通して支援して頂いている、いわて電力のお客様には改めて感謝申し上げます。

■今回ご協力頂いた方々の詳しい情報はこちら

島根大学EyeMoTチーム(伊藤史人)

株式会社ヘラルボニー

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